《?こんな本いかが?》 第3回『わたしのおふねマギーB』
冬って、なんだか願い事をする機会の多い季節ですね。
新しい年になって初めての願い事は、なんでしょう?
マーガレット・バーンステイブルのねがいは、なかよしさんとふねでいちんちじゅううみをはしることでした。
平仮名とカタカナだけで書かれているこの本は、字を覚えた子どもなら読めないこともない感じがするかもしれません。
ところが、ところが・・・・マーガレットのフルネームは複雑に長~く、「すずき」に「おおはし」、「シナモン」に「マフィン」、「ランプ」に「デッキ」とは、なんのこと???
手強い言葉が目白押し。
「それ、なに?」とか「どんなもの?」とか尋ねながら、進まないことにはらちがあきません。
アイリーン・ハースの夢見るような色遣いの絵に心は引きつけられて、先に進みたくてたまらないのに・・・ですよ。
ふねの2階に作られた畑から、おいしそうな果物をもいで朝ご飯を整えたり、網にかかった海のおいしいものと野菜を煮込んだり、気分はもう、そんなマーガレットの用意した食卓に一緒に座ってるんですが。
色のあふれたページとモノクロの精緻なデザインのページが交代々々に現れます。親子で交代にめくっていくのも楽しいものです。
ページごとの「それ、なに?」にも、答えてあげてくださいね~。
お料理を作ったり、お掃除したり、スケッチしたり、まったりしたおままごとのような時間が流れていくと思いきや、海の様子は一転、嵐がやってきます。
さぁ、その時マーガレットはどんな風に立ち向かうのでしょう?
福音館書店の「世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本(うちだりさこ やく)」のこのお話は、現在絶版ですので、ぜひ図書館で探してみてください。
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